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医学部と看護学部の受験を成功させる小論文対策

2年連続で、全国1位の生徒を輩出する慶應大学進学専門塾塾長が教える
医学部と看護学部の受験を成功させる小論文対策

はじめに

 慶應大学進学専門塾『慶應クラス』塾長の牛山です。
 厚生労働省の調査によると、我が国における医療機関への来院者数の比率は、35歳以上が、全体の約8割を占めます。高齢者人口が増加しつつある我が国では、今後益々多くの国民が医療サービスを受けるようになることが予想されます。高まる医療需要の増加に応じて、我が国では医療従事者の確保が重要な課題となっています。また、将来人口知能が発達しても衰退しにくい産業としても、医療専門職は人気の職業と言えるでしょう。医療専門職に就くには、大学や専門学校で学ぶ必要があるのですが、これらの学校の多くは、入試科目として小論文試験を課しています。
そこで、本日は、「慶應大学にわが子を確実に合格させる合格法」シリーズのスピンオフ企画として、『医学部と看護学部の受験を成功させる小論文対策』をご紹介致します。

書き方・考え方が少し違う医療系小論文

 私は高等学校の外部講師としてだけではなく、看護学校の小論文講師としても活動しています。
医療系小論文は、一般的な他の学部の小論文試験とは、性格が違う部分があります。他の学部では、表現力、論理思考力、構想力などが、大きな評価のポイントになることがあります。そのため、文学部や法学部、総合政策学部などでは、これらの能力を評価しやすい問題が出題されます。一方で、医学部や看護系学部では、上記の論理力等の能力を評価するのには向いていない出題も目立ちます。
 医療系小論文では、「医療人としての適性」や、「他者の感情に配慮できる能力」などが試される出題が頻出です。大学は、あの手この手で、「医療人としての適性」を試していると言えるでしょう。
 このような試験の性格を考慮し、問題を解く際には、論証を最重視した文章構成としないことが大切です。

「小論文指導の形」を見極めて最適な対策をする重要性

 小論文指導を選ぶ時に重要なことは、第一に「役立ちそうな指導」や、「生徒が満足する指導」よりも、「点数が下がりにくい指導」を選択することです。多くの人は、「何かしら役立つ情報」を得たいと考えていることが多いようです。しかし、多くの塾の生徒を見てきた私の経験から言えば、点数が高い学生は、「不適切な指導を受けていない学生」です。現在、「日本で有名な小論文の書き方」は諸説あり、書籍の内容もネットの内容も大変混乱しています。指導する立場にある人物が、根拠なく「小論文はこう書けば点数が高い」あるいは、「これはダメ」と説いているのが実情であり、実際にはどれが成果につながるのはよく分からないという状態が続いています。また、本当はあまり実力が向上しないのに、生徒の満足度は大きく向上する指導も市場に溢れるようになりました。多くの保護者様は、まず「お試し」を希望することが多いのですが、実際には指導品質を見極めることができないので、「子供が喜んでいるかどうか」だけが「指導品質を判断する目安」になってしまうことが少なくありません。お子様が喜んでいることは、確かに大事な評価基準の一つですが、問題は必ずしも満足する指導が、「点数が上がる指導」ではないということです。お子様が満足しつつ、点数が下がっていることは全く珍しくはないようです。
 上記のような事情と、『前述した「医療系小論文」の特性』を考慮すると、医療系学部に合格する際には、理想的とは言えない小論文指導も分かってきます。
 例えば、メリットやデメリットを並べる小論文は、経済系・経営系学部では問題ないことが多いのですが、道義性を考察させることが多い医療系小論文には向いていません。また、有名な譲歩構文も、「論証や印象改善を主目的とした構文」であり、医療系の小論文に適しているとは言い難いものです。

医療系小論文の特徴を抑えた対策を

 ここまでにご紹介した『医療系小論文の特徴を抑えた対策』について、細かく書いた本を私は出版しています。

写真:牛山執筆の書籍~慶應大学過去問で医療系小論文の真髄を学ぶ~
「看護学部・医学部・看護就職試験小論文対策を10日間で完成させる本」


 本書は、「どのように書けば、医療系小論文で評価されるのか」について、詳細に解説した書籍です。
 「短期間の指導で成果を出す実績」が、当塾では多くあります。小論文を短期間で指導し、実質的に10日間ほどで生徒の学力を大きく向上させ実績は、当塾では珍しくありません。
 例えばこちらのお手紙は、受講生が北海道大学法科大学院に次席合格した際の「次席合格の際の成績書」です。

 この他にも、「慶應大学に10日で合格」、「12月の時点でトリプルE判定からの逆転慶應現役合格」、「東大、慶應医学部合格」などの実績があります。ある学生に東大や慶應の医学部に合格してもらった際も、私が教えたのは、7日間程度です。つまり、実際には7日程度しかかかっていません。

短期間でも成果が出ている3つの理由

 なぜこのような離れ技ができるのかについては、大きく3つの理由があります。

[理由1:点数が上がる指導を行っている。]
 「現行の日本における小論文指導」は不適切で点数が下がるものが多いため、適切な内容で小論文を書けば、相対的に高く評価されます。

[理由2:成果に直結する部分を簡単に教えている。]
 難しい言葉で教えても、「いかにも学んでいる感じ」が残るだけで本質を理解しにくくなります。

[理由3:頭が良くなる方法を教えている。]
 私は推論能力を研究しています。推論能力を引き上げれば、成果が出やすくなります。

医療系小論文で高い点数を取る秘訣

 本日は、前述の書籍(「看護学部・医学部・看護就職試験小論文対策を10日間で完成させる本」)の中から大事なポイントを1つ簡単にご紹介致します。
 医療系の小論文を添削していると、意外と、学生は医療人としての適性を小論文試験でアピールしていないということに気づきます。
 医療系の小論文と言っても、その問題形式は様々であり、一般的な論述問題もあれば、いわゆる説明問題のようなものもあります。全て違う問題に見えても、一つ大きな共通点があります。その共通点は、どの問題も「医療人としての適性を推し量ろうとしていること」です。
 概ね看護系学部や看護の就職試験では、どれだけ他者の心を理解する力があるかという共感力が問われる傾向があります。また、医学部の小論文については、「リーダーとしての思考力や適性」が見られる傾向があります。このような出題意図を見抜くことができれば、何を書けばよいのかが一発で分かることも少なくありません。

 例えば、私が本書の中でご紹介している「優秀答案」は、ある看護学生が書いた小論文でした。この優秀答案には、以下のような良い点がありました。

  • 人間性・倫理観などの観点から、評価できる。
  • 変に偉ぶらず、等身大で文章を書いている。
  • 看護師という立場に「期待されている役割」を理解している。
  • 職業人として、常に学ぶ態度や姿勢がある。
  • 自分を客観視する能力を有している。
  • 仕事を通して成長が期待できる。
  • 短絡的に結論を得ようとせず、永続的に学ぶ態度や姿勢が見られる。

医療系小論文で適性をアピールするための3つのポイント

 医療・看護系の小論文試験で重要なことは3つあります。

  • 人間性(特に優しさ)
  • 覚悟(自立性)
  • 頭脳の明晰さ(論理思考・記憶力)

 医療系小論文は、受験生の適性を見る試験です。この3点がバランス良くアピールされている小論文を書きましょう。

最後に

 これから医学部を受験する方は、ぜひ「優しい医療人」になって頂きたいと私は考えています。私は上記の本を、これからの日本の医療現場を支える若者のために書きました。医療人が優しい心を持たない時、医療事故や、薬害、その他の様々な医療問題が発生します。多くの患者は精神的にも肉体的にも追い詰められて医療機関を訪れるものです。そんな時、心優しい医療人は、細かな配慮で質の高い医療サービスを提供できるでしょう。本記事の読者やご家族の方が、将来医療機関で大きく活躍することを願っています。


プロフィール

profile_ushiyama

牛山 恭範(うしやま・やすのり)

  • 慶應義塾大学合格請負人
  • スキルアップコンサルタント
  • 専門家集団Allaboutスキルアップの担当ガイド
  • 株式会社ディジシステム 代表取締役
  • ヤフー(Yahoo)知恵袋 専門家回答者
  • 慶應大学進学専門塾『慶應クラス』主催者

慶應大学に確実かつ短期間で合格させる慶應義塾大学合格請負人。慶應義塾大学合格の要である、小論文と英語の成績を専門家として引き上げる為、理系を除く全学部への合格支援実績がある。(学部レベルだけに留まらず、慶應大学法科大学院へ合格に導く実績もある。)短期間で人を成長させる為の知見を活かし、教え子の小論文の成績を続々と全国10以内(TOP0,1%以内も存在する)に引き上げる事に成功。12月時点で2つの模試でE判定の生徒を2ヵ月後の本試験で慶應大合格に導く実績もある。

技術習得の専門家として活動する為、英語力の引き上げを得意としており、予備校を1日も利用させずにお金をかけず、短期間で英語の偏差値を70以上にして、帰国子女以上の点数を取らせるなどの実績が多い。慶應大学合格支援実績多数。

自分自身も技術習得の理論を応用した独自の学習法で、数万項目の記憶を頭に作り、慶應大学SFCにダブル合格する。(その手法の一部は自動記憶勉強法として出版)同大学在学中に起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。
より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長について師事を受ける。

ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。

慶應合格のためのお得情報提供(出る、出た、出そう)ではなく、学力増加の原理と仕組みから根本的に対策を行う活動で奮闘中。

著書

「慶應大学絶対合格法」

「AO入試プレゼンテーション対策と合格法」

「小論文技術習得講義」

「小論文の教科書」

「自動記憶勉強法」

「~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~目標達成論」

「勉強法最強化PROJECT」(弁護士・医師との共著)

「慶應小論文合格バイブル」

「難関私大対策の急所」(以上共にエール出版社)

「機械的記憶法」(日本実業出版社)

「クラウド知的仕事術」(日本能率協会マネジメントセンター)

「速読暗記勉強法」(日本実業出版社)

「牛山慶應小論文7ステップ対策」

第1回 「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」はこちら

第2回 「慶應大学合格に必要な要素と中核」はこちら

第3回 「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」はこちら

第4回 「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」はこちら

第5回 「慶應小論文対策で失敗しないための根本的対策」はこちら

第6回 「信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる」はこちら

スピンオフ第1回 「今からでも時間がなくても国立大学、慶應大学に我が子を合格させる方法」はこちら

スピンオフ第2回<前編> 「逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<前編>」はこちら

スピンオフ第3回<後編> 「逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<後編>」はこちら

スピンオフ 「我が子を慶應大学に合格させる英語教育法」はこちら

スピンオフ 「志望校に合格しやすい「小論文添削サービス」選びの注意点」はこちら

スピンオフ 「指導品質を高める「業界初の100%オンライン小論文添削システム」はこちら

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