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我が子を慶應大学に合格させる
英語教育法

~全国模試2度日本一、慶應大学4学部合格者を輩出する
「慶應大学進学専門塾」塾長が教える~

我が子を慶應大学に合格させる英語教育法

 「慶應クラス」という慶應義塾大学進学専門塾を主催している塾長の牛山です。
 本日ご紹介する記事は、以前書かせていただいた「我が子を確実に慶應大学に合格させる教育法」という記事のスピンオフ編です。『我が子を慶應大学に合格させる英語教育法』と題しまして、慶應大学に合格するための秘訣をご紹介していきます。

一般的な英語対策の問題点

 一般的に、大学進学の受験対策について、多くのご家庭では、塾や予備校を利用することが検討されます。確かに、塾や予備校を利用することには多くのメリットがあります。例えば、塾や予備校の学習は一定のペースで進んでいくため、生徒はこれらの授業を学習のペースメーカーにしていくことができます。
 また、塾の講師は分かりやすく授業を展開するため、学生は安心して学習に取り組むことができます。しかし、便利なサービスにはデメリットもあります。塾や予備校利用のデメリットとは、学習が塾や予備校のペースで進んでしまうことにあります。必然的に生徒が選択する学習方針は、これらの学習機関が指示するものになりがちです。一見すると、何も問題が無いように思われるこのような受験対策が、大きな落とし穴になりがちです。

塾と予備校を使わない英語力強化法

 英語の授業は、講師の英語力があまり高くなくても実施することが可能です。現在完了や、過去完了など、基本的な文法の解説ができれば、英語の授業は誰でもできるからです。そのためか、日本の英語教員の平均TOEICスコアは、中学校教員で500点代であり、高校教員で600点代という統計もあります。一方で慶應大学受験生の内、海外からの帰国子女などに至っては、700点代~900点代のスコアを持っている学生が珍しくありません。もちろん、慶應大学受験生であれば、誰でもスコアが高いわけではありません。ここでこのようなお話をした理由は、学校の方針や塾の方針に従うことが、もっともよい方法であるとは限らない可能性に目を向けていただくためです。なぜ海外に留学していた人の方が、成績が高いことがあるのでしょうか。その理由は、海外における学習環境が、「英語力を支えるいくつかの能力」を効果的に引き上げていることにあります。「英語力を支える能力」とは、例えば、リスニング力、語彙力、英語を語順の通りに読解、理解する力(英語を英語のまま理解する力)などです。

帰国子女は日本に帰って単語テストをすると英語が読めなくなる

 ある帰国子女の学生が、「日本に帰国し、高校で単語テストを受けていると、とたんに英語が読めなくなってきた。」と私に相談してきたことがあります。このような現象は、頭の中で「理想的な情報の流れ」を再現できていないことによって起こります。海外にいた頃は、英語を聞き、英語を英語のまま理解していたのに、日本に帰国してからは、英語を読み、「英語を日本語に訳す作業」を強制されることで、この学生は英語の読み方が下手になってしまいました。英語は英語のまま理解する方が、速く正確に理解できます。日本で今現在支配的な英語教育とは、英語を日本語に訳させる英語教育です。この作業をやっていると、学生はある英単語の日本語訳を英文にあてはめ、「その結果出来上がったギクシャクした日本語の羅列」を日本語で理解するように努めるようになります。その結果、帰国子女ですら、英語が読めなくなってしまうことがあります。

逆から考えれば、英語力を強化する最短の道が見えてくる

 英語力を強化するためには、ここまでにご紹介した失敗を避けるように学習を進めていくことが大切です。英語力を支える主要な能力の内、「語彙力」、「英語を英語のまま理解する力」、「文法力」などを効率よく鍛えていくことができれば、時間をかけずに大きく英語力を向上させることができます。私の経験から言えば、慶應大学受験生を「慶應大学に合格できる状態」に育てる場合、半年から一年あれば、十分に慶應大学に合格できる実力を養成できます。一般的な教育法では、中学・高校と合計6年かけても慶應大学合格まで英語力が伸びないことが少なくありません。一方で、ここでご紹介するアプローチを取れば、最初は偏差値が40台程度でも、問題なく、記憶量を引き上げれば、多くのケースで点数を取ることができるようになります。

英語の授業をあえて用意していない理由

 当塾では、ここまでにご紹介した「時間をかけても英語力が高まらない」という問題を解決するために、「英語を教えるための英語の授業」を一切行いません。その代り、英語の学習方法を細かくレクチャーする授業を行い、学習コンサルティングで生徒をサポートしていきます。
 少しショッキングな内容に聞こえるかもしれませんが、英語力を支える主要な能力の内、「語彙力」、「英語を英語のまま理解する力」、「文法力」などを効率よく鍛えていくためには、授業は必ずしも効果的な手段ではありません。授業でこれらの能力を高めるには、多くの時間がかかってしまいます。当塾では、生徒さんは、「自分で読み理解できる市販のテキスト」、「英語のCD」などを用いて、高速学習を行います。最終的には、英語長文をCDで聴き、倍速再生でも英語を理解できる頭作りを行います。このようなアプローチが、当塾で推奨する独自の英語カリキュラムの概要です。このようなアプローチで英語を学習した場合、リスニング力、読解力、記述力などが短期間でバランスよく向上していきます。
 授業も聞かずに、本当に英語力が高まるのかとご不安に感じる方もいらっしゃると思います。しかし、当塾では、「受験中に英検準一級合格」、「全国模試で、ニ度英語で日本一(その後慶應大学に合格)になる」、「二年連続慶應大学4学部合格者排出」などの実績があります。

過去問題やオリジナル問題を一切用意しないのは、
合格を第一の価値とするため

 英語については、当塾では、オリジナル問題を用意していません。その理由は、過去問題と問題集に取り組んでもらうためです。どのような資格試験でも予備校は問題をパターン化し、少ない学習量で受かることを売りにするものです。しかし、現実には少ない記憶量では合格できません。ひどい場合には、「この6パターンで受かる」などの売り文句が受験業界から出てくることがありますが、当然その6パターンでその試験に合格することはありません。もしもその6パターンで合格できるなら、「わずか6問記憶すれば受かる簡単すぎる試験」ということになってしまいます。このような事例に限らず、どの学習機関も集客の売りとして、「厳選問題で受かる」など、少ない記憶量と勉強量で受かることに期待する学生を集めるものです。確実な合格を目標とせず、「楽をして受かる」ことにかけたい学生は常に存在するため、何十年も昔から、「楽をして受かりたい学生」とその学生をターゲットとした学習機関のやり取りは続いており、「少ない記憶量による不合格者がたくさん出るという悲劇」も何十年と続いています。当然ですが勉強しない学生は難関試験にほとんど不合格になります。慶應大学専門の対策を行う場合、慶應大学の過去問題に出た問題をパターン化してもほとんど意味がありません。過去に出た問題はあくまでも出た問題に過ぎず、次の年は別の問題が出題されます。有効な「傾向に合わせた対策」とは、英作文なら英作文、自由英作文なら自由英作文というように、問題のジャンルに特化した対策を指します。問題のジャンルに特化した対策とは、簡単に言えば、「そのジャンルで出題頻度が高いものを集めた問題集を覚えこむこと」になります。
 過去問題を大学の許可なく編集し、問題をパターン化する大学別問題集が一部存在するようですが、言うまでも無く著作権の侵害であり、同時に意味がほとんどありません。頻出事項を記憶した上で、様々な問題でパターンを認知しなければ、問題を解くことができるようにならないからです。その分野で出題された問題の背景にある、頻出事項を記憶していくことで、これらの問題で初めて点数を取ることができるようになります。問題の傾向を学習機関につかんでもらう必要はまったくありません。分野別に問題集を1冊ずつ程度記憶することで、基本的な学力をつけた後、すぐに過去問題に取り組めば、どの問題パターン、どの分野が自分は苦手なのかがすぐに分かります。いずれにしても、過去10年分程度は、過去問題を実際に解いてみるといいでしょう。そうやって過去問題を解き、分野別に得点表を作れば、どこを学習すれば点数を引き上げることができるのかが一目瞭然となります。
 pareto1パレートの法則と呼ばれる法則があります。全体の20%が、重要な部分の8割に該当するという法則です。これを慶應大学の受験に当てはめると、「英語学習範囲全体の内、20%程度を記憶すれば、8割の点数を取ることができるようになる」ということになります。
 図にすると、左のようになります。ただし、それでも数千項目程度(問題集数冊分)は記憶する必要があります。

最後に解答力と読解力を引き上げる

 学習の最終段階では、『解答力』と私が名付けている能力を引き上げていきます。解答力とは、正答を選び、作る能力のことです。試験に弱い学生は、正解の選択肢を選ぶことが苦手です。この部分の能力を強化していくことで、少ない記憶量でも、正解を選びやすくなります。
 読解の授業は、理解力を引き上げます。このように、英語力を構成する能力をバランスよく引き上げることで、誰でも慶應大学の英語に対応できるように成長していきます。よくある失敗は、慶應大学の過去問題に対応しようとしてしまう失敗です。過去問題に対応するためにはどのような能力が必要なのかを見極めなければ、過去問題に対応できるようにはなりません。「英語長文が出るので、長文に強くなるために、長文問題集をやる」というような考え方は多くのケースで失敗に終わります。英語長文問題をこなすために必要な能力を分析できていないためです。理解力を支える「文法力」「構文力「語い力」「英語を英語のまま理解する能力」や、把握力を支える「読解力」「速読力」「判断力」などを一度に鍛えようとしても無理があります。それぞれの能力を引き上げることに特化した対策を施せば、短期間で効率よくこれらの能力を引き上げることができます。
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本当に必要な学習コンサルティング

 ここまででご紹介したような、直接短期間で英語力を高めるアプローチを取るためには、どのようなサポートが必要でしょうか。当塾で実施しているサポートとは、英語の学習方法を詳しく解説する授業を行い、その後こまごまとした問題に対処していくサポートです。
 多くの学生を慶應大学合格に導いてきた経験から、一人一人の状況に合わせた調整作業を当塾では私が直接行っています。
 合格に向けて勉強していく過程で、多くの問題が生徒さんに発生します。これらの問題を学習相談により解決していくことで、非常識な合格実績がたくさん生まれてきました。

「年間計画表」「時間配分表」「生活改善日誌」で
一人一人にあった最適な合格プランを実行しきる

 部活をやっている現役生と、浪人生では、受験のプランが違って当たり前です。一人一人状況や能力が違う場合、どのように学習計画を組むべきでしょうか。
 当塾では、希望者する場合、年間計画を一緒に作成します。今日何をどれだけやればいいのかが分からない学生は少なくありません。今日何をいつ、どれだけやるかは、年間計画からしか決めることはできません。年間計画、月間計画から、週間計画が分かり、その日の計画が分かります。この計画表に加えて、何をいつやるかだけではなく、何時から何時まで何をやるかが分からなくてはなりません。そのため、入塾時に年間の時間配分を決定する作業を行います。何をいつやればいいのかを教えてもらっても人はやる気が高まらないものです。多くの受験生は、このままでは合格できないと分かった時に尻に火がつき、合格しやすくなります。
 ここまでにご紹介した「短期間で英語力がつく学習プログラム」に加えて、各能力の成長を相談できる相談時間を用意し、その上で、計画や時間の使い方を可視化できるツールを用いて、当塾は、生徒さんを合格へ導いています。こうすれば、いつ何をやればいいのか、どこまで進まなければならないのか、進捗状況は進んでいるのか遅れているのかなどが一目瞭然となります。問題が起これば、相談によって解決します。
 ぜひお子様の学習がうまくいかない場合、「年間計画表」「時間配分表」「生活改善日誌」などを使い、学習をコントロールしてみてください。

最後に

 慶應大学の英語対策について、具体的にどのように考えればいいのかを詳しく書いたウェブブック(インターネット上に公開した電子書籍のようなものです。)があります。ご興味がある方は、お子様の教育にお役立てください。
以下のウェブブックでは、私が教育の際に重視している視点、具体的な勉強方法などをまとめています。本日ご紹介した内容をご家庭で実践してみたい場合は、ご活用ください。

「慶應大学の英語対策はどうやればいいのか」(無料webbook)
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まとめ
  • 塾や予備校利用のデメリットとは、学習が塾や予備校のペースで進んでしまうこと。
  • 「英語力を支える能力」語彙力、英語を語順の通りに読解、理解する力(英語を英語のまま理解する力)などを効率よく強化する。
  • 英語を英語のまま理解する力を育む。
  • 倍速再生でも理解できる頭を作り、英語長文に備える。
  • 少ない記憶量で挑まず、重要ポイントをしっかりと覚え込む。
  • 過去問題は10年分(10回分)程度解き、分野別の得点表を作成する。
  • 苦手分野を補強し、入試に備える。
  • 6パターンなど少ない記憶量では慶應の本試験で合格点を取れない。
  • 最後に読解力と解答力を鍛える。
  • 戦略立案ができ、成長・学習理論に詳しい人に相談を依頼する。
  • 「年間計画表」「時間配分表」「生活改善日誌」を用いて、自己管理を行う。

プロフィール

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牛山 恭範(うしやま・やすのり)

  • 慶應義塾大学合格請負人
  • スキルアップコンサルタント
  • 専門家集団Allaboutスキルアップの担当ガイド
  • 株式会社ディジシステム 代表取締役
  • ヤフー(Yahoo)知恵袋 専門家回答者
  • 慶應大学進学専門塾『慶應クラス』主催者

慶應大学に確実かつ短期間で合格させる慶應義塾大学合格請負人。慶應義塾大学合格の要である、小論文と英語の成績を専門家として引き上げる為、理系を除く全学部への合格支援実績がある。(学部レベルだけに留まらず、慶應大学法科大学院へ合格に導く実績もある。)短期間で人を成長させる為の知見を活かし、教え子の小論文の成績を続々と全国10以内(TOP0,1%以内も存在する)に引き上げる事に成功。12月時点で2つの模試でE判定の生徒を2ヵ月後の本試験で慶應大合格に導く実績もある。

技術習得の専門家として活動する為、英語力の引き上げを得意としており、予備校を1日も利用させずにお金をかけず、短期間で英語の偏差値を70以上にして、帰国子女以上の点数を取らせるなどの実績が多い。慶應大学合格支援実績多数。

自分自身も技術習得の理論を応用した独自の学習法で、数万項目の記憶を頭に作り、慶應大学SFCにダブル合格する。(その手法の一部は自動記憶勉強法として出版)同大学在学中に起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。
より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長について師事を受ける。

ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。

慶應合格のためのお得情報提供(出る、出た、出そう)ではなく、学力増加の原理と仕組みから根本的に対策を行う活動で奮闘中。

著書

「慶應大学絶対合格法」

「AO入試プレゼンテーション対策と合格法」

「小論文技術習得講義」

「小論文の教科書」

「自動記憶勉強法」

「~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~目標達成論」

「勉強法最強化PROJECT」(弁護士・医師との共著)

「慶應小論文合格バイブル」

「難関私大対策の急所」(以上共にエール出版社)

「機械的記憶法」(日本実業出版社)

「クラウド知的仕事術」(日本能率協会マネジメントセンター)

「速読暗記勉強法」(日本実業出版社)

第1回 「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」はこちら

第2回 「慶應大学合格に必要な要素と中核」はこちら

第3回 「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」はこちら

第4回 「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」はこちら

第5回 「慶應小論文対策で失敗しないための根本的対策」はこちら

第6回 「信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる」はこちら

スピンオフ第1回 「今からでも時間がなくても国立大学、慶應大学に我が子を合格させる方法」はこちら

スピンオフ第2回<前編> 「逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<前編>」はこちら

スピンオフ第2回<後編> 「逆転合格を可能にする慶應SFC小論文対策<後編>」はこちら

早稲田アカデミー