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第6回 信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる
「慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法」

「慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法」

第6回
信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる

はじめに

 慶應大学進学専門塾『慶應クラス』塾長の牛山です。本日は、「慶應大学にわが子を確実に合格させる合格法」シリーズの第6回として、『信頼関係と素直な心で慶應受験に強くなる』についてお話を致します。

なぜ受験に失敗するのか(失敗する根本的原因)

・判断がマスターキーになっている

 慶應大学に合格できるかどうかは、多くのケースで、判断によって決まります。その理由は、判断が間違わなければ、学力が伸び、小論文の点数も上がるためです。
 今回の第6回までで、「小論文指導を受け、点数が上がるのは、素直に学ぶ人であること」を、一連のシリーズでご紹介しました。
 学習アプローチについても、素直な人は、すぐに実行し、特に問題が無ければきちんと続けます。こうやって、理想的な記憶量を確保していきます。
 従って、判断が慶應大学合格の決め手になることが珍しくありません。
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・受験は能力競争ではなく、「記憶の到達度」によって決まる

 言うまでもなく、成績はほとんど記憶した量で決まります。ところが、記憶量をどのように伸ばすかということは、一般的にあまり教えられません。学校や塾では、記憶量の伸ばし方は指導対象ではないことが一般的です。

・信頼関係が無ければ、到達度競争にもならない理由とは

 今まで伸び悩みの問題を抱えている多くの受験生と接してきた経験から言えば、「教育機関との信頼関係が無い人」は、伸び悩みます。教育機関との信頼関係とは、「塾などの教育機関が行う学習アプローチのアドバイス等」についての信頼関係です。言い換えれば、塾の先生を信頼しているかどうかです。
 信頼関係が無い人の成績が伸び悩む理由は、自分の経験と考えから、学習方法を選択し、その結果として非効率的な学習を続けてしまうからです。
 一方で、私が学習アプローチを設計し、勉強方法を指導したとおりに勉強した人は、慶應大学の英語の試験で、原則として約8割の点数を確保できるようになっています。中には、英語で二度日本一になった方や、慶應大学法学部の試験で、約45分程度試験時間を余らせて、慶應大学に合格した方もいます。このような成果は、言語学の領域で分かっている「学習効果が高い学習アプローチ」などを、積極的に取り入れているためです。

どうすればいいのか

・何からはじめればいいか

 信頼関係を深める最大のコツは、物事を深く理解することです。例えば、今回ここまでご紹介してきた「子供を確実に慶應大学に合格させる教育法」についても、深く理解した上で、『慶應大学絶対合格法』や『慶應小論文合格BIBLE』(共にエール出版社)などの本を用意し、親子で繰り返し読むことが大切です。「なぜこのように対処すれば成績が上がりやすいのか」について深く理解すれば、信頼関係も深まり、判断力も向上します。

・繰り返し読むべき本

 繰り返し読むべき本は、前述した戦略本です。大筋で学習アプローチが間違っていないのであれば、不合格になる確率は大変低いからです。多くの人は、細かなテクニックや学習方法に目が奪われがちです。本当に成果に大きくつながるのは、学習戦略の方です。「今目の前にある本を何分で読むべきか」あるいは、「どのような配分で一日の時間を使っているか」ということについて、戦略は答えを教えてくれますが、方法は答えを教えてくれません。
 戦略を軽視した結果、ずっと非効率的な勉強を一日中してしまう人も少なくありません。

・一般常識を疑ってほしい

 一般常識を疑いましょう。普通の対策が良いとは限りません。他の人が気づいていないからこそ、今は大変慶應大学に合格しやすい時期と言えます。これが今から5年後、10年後となれば、合格しにくくなってしまうでしょう。英語と小論文の力をコツコツと蓄え、慶應大学受験に備えることが大切です。

・他の人が気づいていないからこそ、今ならかなり合格しやすい

 今現在、慶應大学は大変合格しやすい状態にあると私は見ています。最大の理由は学習方法や小論文指導について、混乱が多いためです。迷った時の人の行動パターンは大きく次の2つです。

  1. 表面的な対策をする。
  2. 一般的な対策をする。この2つの対策はうまくいきにくい対策です。

 残念ながら、細かく分析するという人はあまり多くありません。例えば、(慶應大学は難しい)という考えをただ漠然と持っており、何が具体的にどの程度難しいのかということが、十分に考えられていないケースもあります。漠然と考えて反応するのは、大変もったいないことです。漠然と考えれば、表面的な対策になってしまいます。

 表面的な対策とは、なにか困っていることを解決するために、目に見える問題(表面的な問題)に対して行う対策のことです。この表面的な対策は、なかなか成果につながりません。例えば、苦手な科目がある場合、(どの参考書がいいか)と考えてしまうのもそうです。そうではなく、なぜその科目が苦手なのかを考えることが大切です。「成績が落ちたので、塾に行く」という考えも同じです。これも同様に「なぜ成績が落ちたのか」を分析することが大切です。

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 「一般的な対策」とは、普通によく行われている対策のことです。普通を疑う重要性については、一連のシリーズでご紹介してきました。

親がサポートして、慶應大学に合格した事例

・親ができる積極的努力と信頼関係作り

 「教育機関に対する信頼」は親子で作るべきものです。お子様の方で、積極的に情報収集を行い、適切に対処する場合もあります。しかし、お子様の側で情報収集を行った後、適切に判断できることはそこまで多くありません。社会の事情をよく知った親の方が、適切に判断ができることは多いものです。
 弊社のかつてのクライアントの方で言えば、大手上場企業の関連会社にお勤めのMBAホルダーであるお母様が、書店ですべての小論文の本を読み、私の本だけを購入し、子供に読ませ、弊社で小論文を学び、添削を受けた結果、慶應大学に現役合格したというケースがあります。
 ある日本最大手予備校の経営者の方が、ご子息の小論文指導を、外部の教育機関である弊社に依頼され、添削を行った結果、慶應大学法学部にFIT入試で合格したという事例もあります。
 一般的に塾経営では、アルバイトの学生に仕事を依頼するのがもっとも安上がりに小論文添削等を実施できます。このようにすれば、安価にサービスを提供できます。しかし、東京大学の歴史論述問題の添削をまったく論述問題の経験が無い私立大学の学生が添削するなど、塾業界や予備校業界では、コスト削減の添削が氾濫しており、そのことで受講生が合格しにくい状況があります。同様に同じ慶應大学の学生でも、英語が得意で慶應大学に合格した事例もあれば、ギリギリ合格している、合格年度の問題との相性で合格したなど、学生の実力には、かなりばらつきがあります。当然ですが、アドバイスはできても、「小論文の指導」まではできない学生が少なくありません。ここが答えを導くだけの数学などの科目との大きな違いです。学生のアルバイトについては、大学側でも、家庭教師は良いが、塾講師のような仕事は許可しない大学が多いのが実情です。このような事情を把握している社長が私に添削を依頼されたのです。
 弁理士である職業専門家の先生が、お子様の慶應大学医学部受験対策として、弊社の小論文の講座を受講され、見事慶應医学部に合格した事例もあります。ご子息は受験勉強が忙しく、受験対策の情報収集まで手が回らないということもあるようです。
 これらの事例は、保護者様の方で教育方針を決めた事例ですが、うまくいった例です。

・勉強習慣が無ければ、やる気を育てることもできる

 教育方針を考える時、大きな障害はやる気です。やる気がないことで、いかなる対策も無駄だと感じている保護者の方は多いようです。しかし、やる気も育てることがある程度可能です。やる気の問題は根深く、うまくいかないこともありますが、継続的に信頼関係を保ち、やる気を向上させる施策を打った場合、徐々に学習時間が伸びることが珍しくありません。

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※特性要因図のように、因子構造を図式化した図だとご理解ください。

 「やる気を上げることは絶対に不可能である」と思われがちですが、一つずつやる気が起きない要因を改善していくことで、やる気が大きく引きあがる事例はよく見受けられます。
 「やる気が無いから、塾に行かせる」という場合、あまり良い結果にならないことが多いものです。その理由は、無理やり勉強をさせると、家に帰ってから勉強をしなくなるためです。根本的な、やる気が起きなくなっている原因に対処することで、問題は解決しやすくなります。
 ここでもやはり、分析の判断が大きく合否に影響を与えることになります。私が運営する塾では、やる気の支援を行います。やる気を引き出すための授業を行い、やる気のセルフケアを自分自身でできるようになることを目指します。このような施策の結果、次のようなデータを自分でとった医学部受験生がいます。一日に15分の適切なやる気引き上げの施策を行った場合、何もしなかった日に比べて平均5時間程度勉強時間が伸びました。
 このような事例は、この若者に限ったことではなく、私が運営する塾の生徒さんにはよく起こる現象です。一日に10時間位上の勉強ができるようになることも珍しくありません。モチベーションのコントロールを行うことができるようになれば、それだけ合格しやすくなります。
 (子供のやる気が無いのでダメだ・・・)と感じている親御さんは多いのですが、やる気についても対処できることが珍しくありません。

最後に

・今までの学力は無関係

 最後に保護者の方に強調したいことは、今まで成績が悪くても関係が無いということです。今までの学力は、今まで勉強した量とやり方の結果です。したがって勉強する量を増やし、やり方を変えればいいのです。そうすれば自ずと慶應大学に合格するための力は向上します。不安になった時は、この一連のシリーズである「慶應大学に我が子を確実に合格させる教育法」を読みなおしてみましょう。

勇気をもって、進みましょう

 受験を怖いと感じるのは、保護者の方も同じだと思います。お子様も受験を怖いと感じるものです。受験会場で手が震える人もいます。緊張して力を発揮できない人もいます。日々の勉強で不安を感じる人もいます。このような時に大切なことは、『絶対合格の気持ち(マインド)』です。「絶対合格の気持ち(マインド)」は、絶対に合格することが間違いないと思われる戦略や、確実な学習アプローチから生まれます。
 合格を確信しきっている人は、仮に不合格になっても、次の年に合格していきます。恐れが生まれるのは、自分の心が恐れを捉えているからです。恐れや不安を見れば不安は大きくなります。解決策を見れば、不安は消えて無くなります。ぜひ勇気を持って、慶應大学の受験に挑んでください。

 本シリーズを最後までお読み頂き、ありがとうございました。ぜひあなたのご家庭で、慶應大学受験が成功することをお祈り申し上げます。

本日のまとめ

 最後に本日のまとめを掲載します。

  1. 判断がマスターキーになっている。
  2. 受験は記憶の到達量で決まりやすい。
  3. 教育機関との信頼関係が極めて重要。
  4. 戦略本を繰り返し読む。
  5. 他の人が気づいていない今が合格しやすい。
  6. 表面的な対策は行わない。
  7. 親ができる積極的な努力がある。
  8. 親が中心に信頼関係を構築することでも成功するケースがある。
  9. やる気は引き上げることもできる。
  10.  絶対合格のマインドを大切に受験に備える。

プロフィール

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牛山 恭範(うしやま・やすのり)

  • 慶應義塾大学合格請負人
  • スキルアップコンサルタント
  • 専門家集団Allaboutスキルアップの担当ガイド
  • 株式会社ディジシステム 代表取締役
  • ヤフー(Yahoo)知恵袋 専門家回答者
  • 慶應大学進学専門塾『慶應クラス』主催者

慶應大学に確実かつ短期間で合格させる慶應義塾大学合格請負人。慶應義塾大学合格の要である、小論文と英語の成績を専門家として引き上げる為、理系を除く全学部への合格支援実績がある。(学部レベルだけに留まらず、慶應大学法科大学院へ合格に導く実績もある。)短期間で人を成長させる為の知見を活かし、教え子の小論文の成績を続々と全国10以内(TOP0,1%以内も存在する)に引き上げる事に成功。12月時点で2つの模試でE判定の生徒を2ヵ月後の本試験で慶應大合格に導く実績もある。

技術習得の専門家として活動する為、英語力の引き上げを得意としており、予備校を1日も利用させずにお金をかけず、短期間で英語の偏差値を70以上にして、帰国子女以上の点数を取らせるなどの実績が多い。慶應大学合格支援実績多数。

自分自身も技術習得の理論を応用した独自の学習法で、数万項目の記憶を頭に作り、慶應大学SFCにダブル合格する。(その手法の一部は自動記憶勉強法として出版)同大学在学中に起業し、現在株式会社ディジシステム代表取締役。
より高い次元の小論文指導、小論文添削サービスを提供する為にも、世界最高の頭脳集団マッキンゼーアンドカンパニーの元日本、アジアTOP(日本支社長、アジア太平洋局長、日本支社会長)であった大前研一学長について師事を受ける。

ビジネスブレークスルー大学大学院(Kenichi Ohmae Graduate School of Business)経営管理研究科修士課程修了。(MBA)スキルアップの知見を用いることで、牛山自身の能力が低いにも関わらず、同大学院において、『東大卒、東京大学医学部卒、京都大学卒、東大大学院卒(博士課程)、最難関国立大学卒、公認会計士、医師(旧帝大卒)、大学講師等エリートが多数在籍するクラス』(平均年齢35歳程度)において成績優秀者となる。個人の能力とは無関係に「思考・判断力」「多くの記憶作り」等で結果を出すことができるスキルアップコンサルタントとしてマスコミに注目される。(読売新聞・京都放送など)他の「もともと能力が高い高学歴な学習支援者」と違い、短期間(半年から1年)で、クライアントを成長させることが特徴。

慶應合格のためのお得情報提供(出る、出た、出そう)ではなく、学力増加の原理と仕組みから根本的に対策を行う活動で奮闘中。

著書

「慶應大学絶対合格法」

「AO入試プレゼンテーション対策と合格法」

「小論文技術習得講義」

「小論文の教科書」

「自動記憶勉強法」

「~なぜ人は情報を集めて失敗するのか?~目標達成論」

「勉強法最強化PROJECT」(弁護士・医師との共著)

「慶應小論文合格バイブル」

「難関私大対策の急所」(以上共にエール出版社)

「機械的記憶法」(日本実業出版社)

「クラウド知的仕事術」(日本能率協会マネジメントセンター)

「速読暗記勉強法」(日本実業出版社)

第1回 「従来の教育法では慶應に益々合格しにくくなる」はこちら

第2回 「慶應大学合格に必要な要素と中核」はこちら

第3回 「慶應大学合格に有効な受験対策(前編)」はこちら

第4回 「慶應大学合格に有効な受験対策(後編)」はこちら

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